いちSEのつぶやき

エンジニアとして、気になることを残していきます。

標準化について考えてみる

プロセス改善活動とかでよく「標準」というものが定義される。
この標準化というものはどこまで適用されるのだろうか?


私は以前ドキュメントの標準化活動というものをあるプロジェクトで
やっていたことがある。(以下ドキュメントの標準化について述べる)
自分でやってみて思ったことはなんでもかんでも、標準化の定義に
あわせることは非効率である、ということ。
例外的な業務や個人の裁量を認めず、「標準」というものを
絶対としてしまうとドキュメントが標準にあってないから、
コーディングをストップしてドキュメント修正する、
という状況に陥る。
ドキュメントの品質というのは大事だが、絶対ではない。
ドキュメントは動かないし、読んでわかればいいものだと私は思う。

確かに日本語は曖昧で読む人によって違う解釈がとれてしまうものも
あるだろう。しかし、それは書く人の力量やレビューする人の
好みで決まってしまうため多少は仕方がない。

ドキュメントの標準ということに関して言えば、フォーマットと
凡例が定義されていれば、それでいいのではないか?
重要なのは
・「ドキュメントは何のためにあるのか?」ということをキチンとプロジェクト内で周知すること
・そして納得の上で、標準化活動が行われること
ではないだろうか。