いちSEのつぶやき

エンジニアとして、気になることを残していきます。

オープンソーステクノロジー勉強会参加メモ

11/20にオープンソーステクノロジー勉強会に参加してきました。
テーマは「HTML5」です。
ほとんど予備知識なしで参加しましたが、HTML5の新機能の
概要を把握することができました。


講師は、

株式会社あゆた取締役、html5-developers-jp管理人、Google API Expert(HTML5)

という肩書きをお持ちの白石俊平さん。


ということで、備忘も兼ねて参加メモを残しておきます。



HTML5とは

  • 2009/10末に最終ドラフトが発表されたHTMLの最新仕様
  • W3C勧告は2022年だが、使えるのはもっと前

  ⇒IE8/GoogleChome/Opera/FireFox3.6/Safari等で実装が進んでいる

  • HTML4との大きな違いは以下の2点
  • タグ中心の仕様
  • API中心の仕様
  • 書き方

  HTMLファイルの先頭に空のDOCTYPE宣言をする
  ⇒こうするとブラウザのレンダリングエンジンが
   最新Verで解析する

■変更点概要

  • タグがたくさん増える
  • sectionタグ
  • アウトラインを構成するタグ

  ⇒従来のDIVタグのようなもの

  • すべての要素が何らかのsectionに所属する
  • アウトライン化のメリッド

  プログラムで適切に処理できる
  ⇒正確なデータが取れる

  JSで自由に操作が可能な描画用のタグ
  ⇒2D/3Dが可能
  ⇒GIFなどの画像よりも柔軟性が高い

  • Video

  JSで自由に操作が可能な動画再生用のタグ
  ⇒動画フォーマットが標準化されてない!(かなり問題)
  ⇒しかし、GoogleがOn2Tecを買収したことにより、
   標準化が進むかもしれない(期待)

■WebForm2.0

  • Form関連タグの種類が大幅に増えた

  ⇒現在はOperaが頑張って実装してる

  • validateが楽になった

  従来はJSやJSF-Taglib等で実装していた部分が
  HTMLの標準になっている

  • ドラック&ドロップ

  他のアプリとのデータ連携が簡単にできるようになった

■追加されたAPI
【アプリケーションキャッシュ】
  リソースをローカルにキャッシュする仕組

【WebDataBase】

  • クライアント上で動作するRDB
  • SQLをフルに利用できる
  • ドメイン毎に領域が違い、1つのドメインに複数のDBを装備することも可能
  • 非同期APIと同期APIがある

   ⇒ブラウザをフリーズさせないように設計されている

【WebStorage】

  • KVS(Key-Value-Storage)型
  • 扱いが非常に簡単

【WebWorkers】

  • バックグラウンドで動くスレッド
  • 今のJSはUI処理の一環として動くため、JSで思い処理を するとブラウザはフリーズする
  • 注意点

  window/document等のDOMを見れない
    ⇒データ共有にはメッセージングを利用する
  debugerで追えない

【WebSockets】

  • クライアント/サーバー間を双方向通信をする仕組

   ⇒今まではサーバー⇒クライアントの送信の仕組がなかった

■所感
HTMLレベルでここまでできると、Webアプリの形が大幅に
かわることは間違いない。
実際に業務で利用するまではまだ時間はありそうだが、
早い段階から学んでおく価値はあります。